ダウン症児は数の概念(数量の理解)が苦手!?

ダウン症子育てをとことん楽しむブログ

〜「数えられる」と「わかっている」は違った〜

こんにちは、ゆうママです。
今日も息子の“脳育”に励んでいます!

今回は「数の概念」にまつわるお話。
ダウン症をもって生まれた息子は、成長のペースがゆっくり。
でも2歳頃から「いち、に、さん…」と口ずさむようになり、あっという間に10まで数えられるように!
「すごいじゃん!もう数、わかってる!」と私は大喜び。

……と思っていたんです。あの頃は(笑)
今回は“数の概念”を少しずつつかんでいったまでの親の工夫を紹介します。

「これ何個?」にまさかの答え!

4歳になって習い事を始めたころのこと。
ある日、「これ何個?」とおもちゃを見せて聞いてみたら―

「さんこ!!!」

え?いま見せたの、1個なんだけど…?
数えるまでもないでしょ!?というレベルの個数を間違える息子に、私の頭の中は「???」でいっぱい。

数えられる=理解できてる、じゃなかった

その頃の私は「数えられる=理解できている」と思っていました。
毎日「いーち、にー、さーん!」と一緒に数えていたし、20までスラスラ言える。
「うちの子、数字わかってる〜!」と本気で信じていたんです。 
でも現実は違いました。
数字を読むこと・順番に数えることと、“数の意味を理解すること”は、まったく別モノだったんです。

数字が読めても「数の概念」は別問題

4歳になってから、少しずつひらがなが読めるようになってきた息子。
病院やスーパーの看板を見ては「1だー!」「5だー!」と教えてくれる姿に、またまた感動。

「やっぱり数字好きなんだな〜!」
そう思っていた私ですが……。

七田式の教室で先生がドットカードを見せたとき、事件(?)が起きました。

先生「これ何個かな?」
ゆうま「……」

黙る。固まる。動かない。

数字カードなら答えられるのに、「ドット(点)」になると答えられない。
「なんで!?数えるの怖い?間違えるのイヤ?」
もう頭の中はハテナだらけ。

ネットで見つけた“ダウン症児あるある”

そんなある日、ネットで見つけた言葉に目が止まりました。
「ダウン症児は数の概念が難しい」 
読んでびっくり、でもどこかで「やっぱり」とも思いました。
調べてみると、ダウン症児は「数量の認知」や「抽象的な思考」、「言葉との結びつき」が苦手なことが多いそうです。もちろん全員ではないと思いますが、息子は間違いなく苦手。
ただ、視覚的な教材を使ったり、遊びながら学ぶ工夫で伸びる可能性が大きい、という報告も。

「できない」んじゃない。
「わかる方法が違う」だけなんだ、と思えました。

苦手なら、やるしかない!

「苦手」と「できない」は全然違う。
苦手なら、工夫すればいい。

壁が見えたら燃えるタイプの私(笑)

ただ、頑張っていることが息子に伝わると
嫌がられるのでばれないように頑張りました。
私は“苦手に自分から向き合える力”を育てたい。
だから、あきらめない。
「数えられるけど、数の意味がわからない」
そんな壁にぶつかった我が家。
「数の概念って、本当にわかるようになるのかな?」
そんな不安が、私の心のどこかにずっとありました。

でも、“教える”ことをやめて“楽しむ”に変えたとき、少しずつ変化が見えてきたんです。

①分からない間は質問しすぎない

まだわかっていない時に質問をしすぎると、「間違えた」の経験を増やしてしまいます。

始めたばかりで苦手意識が出てしまったら大変。
まずはさりげなく息子が「みかんだ」「車だ」と言うたびに
「みかんが2個あるね」
「車が1台だね」
と、常に数を付けて聞かせました。
次第に息子は「みかんだ。にこ」と段々数を付けることがちらほら。
こうなったら質問をたまに挟んでみます。

②「数」を“目で見る”遊びを増やす

ダウン症児は、耳で聞くよりも「目で見て理解する」ことが得意とよく言われます。
そこで、我が家では“見える数”を意識した遊びをたくさん取り入れました。

おやつ、おもちゃ、ぬいぐるみなんでもOK。
常に「何個ある?」と一緒に確認。
「ママ3個欲しいな」
「2個ちょうだい」
「あと何個残ってる?」

この時、「指で数えなくても見ただけで数を認識できる(=数量感)」ようになるのと、勉強感を出して質問しすぎないのがポイント!

③「数の歌」と「絵本」でリズムを取り戻す

この頃、息子の通っている七田式教室では「数」に関する歌が毎月聞けました。
歌うだけではなく、歌いながら必ず指で数を見せました。

また、私は基本的に絵本を読みながら質問はしないのですが、この期間は絵本の絵の中に数えられる物があると「これ何個だろうね?」と「○○が1個あるね」と数をここでも聞かせました。
最初は1,2個の物だけ質問し、正解率が上がってきたら3個も質問するようにし、ゆっくりと理解の階段を上るように。
1個の物を「いち!」と答えて正解できるだけでも、息子には達成感が大きかったからです。
間違えても「ちがうじゃん」と私が笑うと息子もケタケタと笑って楽しそう。

苦手なことの中にも、ちゃんと「息子らしさ」がある。
それに気づけたとき、私の中の“焦り”が少しずつほどけていきました。

④「ドットカード」を遊びに変える

七田式のドットカードも、最初は苦手だったけど、先生が「クイズだよー。これ何個?」とおっしゃて下さり、正解するたびに先生と私でたくさん褒めました。
間違えても「おしい!」「ちゃんと言えたね!」「とっても大きな声でかっこいい!」とポジティブな声掛けを心掛けたところ、
「自分はわかるんだ」「間違えても言ってみることが大切なんだ」そんなふうに「言う」感覚が楽しくなってからは、段々正解率が上がり楽しめるように。

まとめ:「苦手」には“その子の道”がある

特別な教材を使わなくても、日常生活の中に“数”はいっぱい
数が分かると楽しいということを体感してもらうことで、苦手ながらも理解していきました。

最初は「なぜできないの?」と焦ることもありました。
でも、今思えば「できない」じゃなくて「わかるようになる道筋を親がわかってなかった」だけ。

息子には息子の学ぶペースと順番があり、階段のを1段でも飛ばしたら分からなくなる。

数の概念って、目に見えないからこそ難しい。
ゆっくり成長しているから、成長が見えない時期も長い。
「毎日の積み重ね」なんて言うけど、重なっているのか見えなくて無駄な事しているのでは?とネガティブになった日もありました。
でも、焦らず・楽しく・一緒に笑いながら続けていくと、
ある日ポンッと理解の芽が出る瞬間があります🌱

息子の場合も、今は少しずつ数えなくても“見たらわかる”が増えてきました。
「できない」より「どうやったらできるか?」を見つける――それが、ダウン症育児の楽しさかと思っています。


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