子どもがお絵かきで成長!意図した絵を描けるようにするコツと発達効果

ダウン症子育てをとことん楽しむブログ

こんにちは。ゆうママです。
本日も「脳育」頑張ります!

最近、息子が息子が「自分で意図したものを描ける」ようになりました。
まだ少しアンパンマンの形が見えるくらいですが、子どもの成長を感じる瞬間です。

「描きたいものを決め、それを形にできるようになる」

というのは、親として感動する大きな一歩。

今回は、お絵かきの成長過程や、発語の促進にも役立つお絵かきの効果についてまとめました。

絵が描けるようになるまでの成長記録

息子が意味のある絵を描くまでのステップです。

ステップ1:殴り書きの時期

まずは「ぐるぐる」とした殴り書きから始まりました。この段階では、描くことそのものが楽しい様子で、手を動かして色や形を楽しんでいるようです。

ステップ2:3歳頃から絵描き歌への興味

3歳を迎えた頃から、絵描き歌に強い興味を持ち始めました。リズムに合わせて簡単な形を描くことに楽しさを見いだし、積極的に絵を描く時間が増えていきます。

ステップ3:模倣の要求

絵描き歌の影響で、「同じ絵を描いて」と親に要求するようになります。この頃から、子ども自身が具体的な絵を求める姿勢が見え始めました。

ステップ4:3歳6か月に意図のある描画

3歳半頃になると、描かれた絵が何かを大人が理解するのは難しいものの、子ども自身は「何を描きたいか」という意図を持って描くようになります。
形がまだ抽象的であっても、自分なりの物語やテーマを持ちながら絵を描くように。

児童発達支援施設にて「カレーパンマン描く!」と言って丸を2つ。次に「アンパンマン描く!」と言ってその横に絵を描きました。

ステップ5:3歳9か月、形を意識した描画

3歳9か月には、意図を持った描画が少しずつ形として現れるようになり、描かれたものが大人にも理解しやすくなってきました。自分のイメージと実際の形が徐々に一致し始め、表現の幅が広がっていく成長が見られます。

その他のお絵描き中に見られる成長の変化

最初はペンを握ってただ動かしているだけだった息子も、少しずつペンの持ち方が安定。

殴り書きから小さな丸、大きな丸と、指先のコントロールが上手になってきました。
形を描く楽しさに加え、「大きい」「小さい」の違いを感じながら、いろいろなサイズの丸を描くことにも夢中です。

また、笑った顔や怒った顔など、少しの線変化で表情が変わることも学び始めています
これにより、表現の幅も広がり、描くことで感情を表す力が育まれていると感じます。

以前は描く過程そのものを楽しんでいましたが、最近では「完成させること」にも喜びを見出しています。
描いている間は、ペンの先に集中し、自分の手が動く様子を見つめながら、目の前のキャンバスにじっくりと向き合っています。
この集中する時間は、描く楽しさとともに、息子の成長も感じさせてくれるひとときです。

描く力を育てるためのポイント

意図する絵を完成させられるまで何度も同じ絵を要求する姿は、発語を試み始めた頃ととても似ていて興味深いものでした。

親としては大変な繰り返しの作業でしたが、その都度何度も描き続けました。
そして、息子が徐々に自分で描けるようになるため、以下の点に気をつけました。

  1. ゆっくり、はっきりと描く
    描き終えてから「はい、どうぞ」と見せるのではなく、描く動作をゆっくり見せることで、息子が一つひとつの動きを理解しやすいようにしました。
  2. 毎回同じ手順で描く
    手順を統一することで、息子が「描き方の流れ」を覚えやすくし、再現性を持たせました。
  3. シンプルな形で描く
    複雑な絵は避け、基本的な形にとどめることで、息子が挑戦しやすくなり、成功体験につながりました。親の描いている手本がシンプルだと「自分で描けるかもしれない」と思える。
  4. 絵描き歌のように、言葉にしながら描く
    歌にしながら息子の知っている単語を使って描くことで、楽しみながら理解が深まりました。
    このように、描くと話す行為が一体化することで、発語の促進にもつながったように思います。

自分で描く時間も楽しそうでしたが、描いているのを見る時間もとても楽しんで集中してくれます。

赤ちゃんへの話しかけと似た「お絵描き」のコミュニケーション

息子とのお絵描きの時間は、赤ちゃんの頃の話しかけに似た感覚でした。
シンプルなやり取りを通じて、息子は少しずつ描く楽しさやコツを学んでいきます。

特に、息子が描いて欲しがったのは「アンパンマン」。
これは単に好きなキャラクターだからだけではなく、描きやすい「丸」を使って構成できるからでした。
鼻、ほっぺ、輪郭、すべてが「丸」を組み合わせたデザインで、簡単に描けるため、息子にも「丸の組み合わせで絵ができる」ということが伝わりやすかったのです。

こうして絵にするとわかりやすいですが、私は絵心がありせん。

「丸」「まめ」「トンネル」が息子が知っている単語だったためにこの描き方と言葉を選びましたが、お子さんの好きな言葉や知っている単語を当てはめると、子どもにとってわかりやすく親しみが沸きます。

とにかくシンプルと描きやすさでこの書き順にしました。

発語が増える!幼児が喜ぶ『なあに?だあれ?』絵本とお絵描きの工夫

話せる単語が増え始めた頃、息子は

「なあに?」

「だあれ?」

と質問するのを好みました。
この時期の絵本の読み聞かせでは、こうしたフレーズが特にお気に入りで、繰り返し聞きたがりました。

お絵描きの時間には、「これなあに?」と声をかけると、息子は「◯◯だー!」と嬉しそうに答える。
このやり取りで、考えたり想像したりする楽しさや、正解できたときの達成感を味わっています。

また、こうした声かけによって、親子のコミュニケーションがより深まります。

絵を描くとき、紙だけでなくお絵描きボードも活用しました。
「消す」「描く」などの動作を繰り返しながら言葉にすることで、発語の単語数がさらに増える効果も感じました。

子どものお絵描き効果 まとめ

子どもと一緒にお絵描きをすることで得られると感じた効果は

  1. 手先の器用さ(微細運動能力)の向上
    クレヨンやペンを持って線を描くことは、指先の筋肉や手首の動きを使うため、手先の器用さが養われます。この手先のコントロールは、将来の書き取りや日常の細かい動作にもつながります。
  2. 発語や語彙の発達
    お絵描き中の「これなあに?」「〇〇だー!」「もういっかいかいて」といったやり取りは、子どもが物の名前や動作を覚えるきっかけになります。また、自分が描いたものについて話すことで、語彙が増え、発語も促進されます。
  3. 表現力と想像力の育成
    自由に描くことを通して、自分の気持ちや考えを表現する力が養われます。次は何の絵なのか、どうやったら描けるのか、考えながら楽しむことで想像力が豊かになります。
  4. 集中力と持続力の向上
    お絵描きに夢中になって集中することで、集中力や持続力が育ちます。1つのことに時間をかけて取り組む力は、成長とともにさまざまな学習にも役立つスキルです。
  5. 自己肯定感や達成感の向上
    自分の絵が親や周囲から褒められることで、「できた!」という達成感を味わい、自己肯定感も高まります。自分の考えを表現し、認められる体験は、意欲や積極性にもつながります。
  6. 親子のコミュニケーションが深まる
    お絵描きを通じて「これは何?」と問いかけたり、一緒に描いたりすることで親子の対話が増え、信頼関係が深まる。

このように、お絵描きの工夫や親子のやり取りが日々の積み重ねとして息子の「描く力」だけでなく、様々な脳や身体の発達に大きな役割を果たしていると感じます。

親子で楽しいお絵描き時間を楽しみましょう。

それではまた。

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