こんにちは。
ダウン症児子育てをしているゆうママです。
お子さんが大きくなると、どこに通わせるか迷う方も多いですよね。
我が家では
1歳から児童発達支援施設
3歳からは幼稚園(現在はこども園)
幼稚園に通い始めた理由としては、
- 息子が歩けるようになったこと
- 言葉が増えたことで大学病院の医師から「健常児の中に入れなさい」と勧められた
これらが大きなポイントでした。
でも、幼稚園に行くからといって、児発が必要なくなるかどうかは悩むところです。
両方を取り入れることで、成長に応じた幅広い経験を積めるのも一つの方法。
迷ったときは、家族の生活スタイルや児発・幼稚園それぞれの良い点を比べながら、お子さんにとってベストな選択をしてみてくださいね。
児童発達支援施設(児発)ってどんな所?何をしてくれる?通うメリット

身体的・精神的・社会的な発達の支援を行います。
生活習慣では着替え・食事・トイレ・片づけ・持ち物の管理など生活する上で基本的な生活スキルを、発達段階に応じて指導して下さいます。
児発で伸びたこと1 精神的・社会的スキル
など生活ルールを中心に覚えました。
更に人との関わりの大切さを学び、卒業する3歳になった頃には一緒に通っているお友達の名前、先生の名前を全て言えるように。
たまにアルバイトで入る先生の名前まで覚えて、驚いたのを覚えています。
児発で伸びたこと2 身体的スキル
家では出来ない全身を使って絵を描いたり、小さな豆遊び、小麦粉粘土など先生方のアイデアと知識の詰まった遊びがいっぱいの毎日でした。
親にも手厚いサポート
子ども本人だけでなく親へのサポートもとても手厚く安心して通うことができました。


幼稚園や保育園に行くメリット
息子が歩けるようになり、発語が増えたころ大学病院の発達担当医から健常児の中に入れなさいとのアドバイスを頂きました。
息子より発達が良く、たくさん話せる子たちの中に入ることで周りが力を引き上げてくれる。
とのことでした。
児発の学習会などに魅力を感じていたため、完全に卒業とはせず月に1回遊びに行く日として息子は児発に行って他は幼稚園としました。
幼稚園で伸びたこと1 発語
先生の言う通りに幼稚園に入ってからは、驚くほど発語が伸びました。
キリスト教の園ということもあり、入園1ヵ月後には食事の前にお祈りの言葉を言い始めました。
幼稚園で伸びたこと2 コミュニケーション

幼稚園で伸びたこと3
とても大きな変化に驚きました。
健常児の中に入ることは親にとって心配だらけでしたが、子どもはきちんと順応して自分の立ち位置を確立しています。
幼稚園に入って最高のメリットがダウン症児の特性で裏目に

毎日幼稚園には楽しく通っていますが、幼稚園に通うようになって気づいた点が。
周りのみんながいつも息子を助けてくれて手伝ってくれる姿を微笑ましく眺めていましたが、段々と息子が「待ちの姿勢」になってきました。
もちろん幼稚園の先生は促してくれますが「いやだ」と駄々をこねたら大丈夫と変に気づいてしまった様子。
ダウン症児には「空気を読むのが得意」という特性があります。時にはとても良いことですが、先生にはわがままが通じると思ったのでしょう。
先生は発達がゆっくりと知っているからこそ、どこまで無理強いしていいのか迷うところだと思います。
せっかく楽しく通っているのに、先生に「厳しく接して」と無理強いするのも嫌だなと悩みました。
こまった時の「通所受給者証」
幼稚園や保育園でこまった時や、心配事があるときは児童発達支援施設(児発)に通う際に取得する「通所受給者証」を使用して児発の先生に園に見学に行ってもらうことができます。
- 受給者証の発行手続きをして下さった「指定障がい児相談支援事業所」の相談員さんに連絡
- 手続きに必要な書類を揃えて下さるので必要事項記入
これで、児発の先生に幼稚園での子どもの様子を視察してもらえます。
児発の先生は「出来るのにやっていない」を見つけるプロ。
児発の先生に園での様子を見てもらうことで、「児発」と「幼稚園」が繋がり、子どもの成長を、子どもにかかわるみんなで見守るネットワークを作ることができます。
現に児発に先生に訪問をお願いした際、幼稚園では息子はしっかり甘え上手になっており、様々な指摘を受けました。
- 片付けや身の回りのことは全て周りの子に任せている
- 一人遊びが長すぎる
- 抱っこしてくれる人を常に探して歩かない
- 優しい先生の事を下に見て、気に入らないと叩く
- ご飯をきれいに食べない(食べ残してお代わりする)
- 配膳が自分で出来るのに、誰かがしてくれるのを待つ
園での姿は見えていないだけに、ここまで人任せにしていた状況に驚きました。
これは発達のプロの先生だからこそ気づけた点だと感じています。
子どもを通わせる場所に迷ったら両方上手に取り入れ、みんなで子どもを見守る
- 仕事のスケジュール
- 生活スタイル
- 子どもの発達状況
これらの事を考慮しながら両方を上手く取り入れてみてはいかがでしょうか?
子どもを通わせる場所に迷った時、どこか1か所にしか通わせられない訳ではありません。
週の半分づつ通っている方、たまに児発を使う方、親子通園で通う方などみんなスタイルは様々。
自分と子どもが楽しく安心して通える場所は焦らずゆっくり探してみて、生活スタイルとバランスを見ながら「良いとこ取り」しちゃいましょう。
施設によって役割が異なりますので、それぞれの先生と親がみんなでお子さんを見守れる環境がベストかと思います。
児童発達支援施設、療育センター、相談員、保育園、幼稚園などたくさんの、わが子とかかわるプロをどんどん繋げる。
施設や先生みんなで成長を見守ることは1番親の安心に繋がります。
参考にしてみて下さい。

