ダウン症赤ちゃんの発達を促す「話しかけ」のコツ5選

ダウン症子育てをとことん楽しむブログ

こんにちは。ゆうママです。
本日も『脳育』頑張ります!

赤ちゃんに「話しかけると良い」とよく聞きますが、返事がない赤ちゃん相手に何を話せばいいのか迷いませんか?

実はコツをつかめば、たくさん話しかけができるようになります!

  • ゆっくり、はっきり顔を見ながら
  • 決まり文句を決める
  • 赤ちゃん言葉は使わない

などなど、毎日心掛けて続けたことで、息子の「話したい!真似したい!」を上手く引き出すことが出来ました。

この記事では、私が実践して効果を感じた「話しかけ」のコツをお伝えします。

赤ちゃんの頭の中に「言葉の貯金」を作り、発語の準備を整えましょう!

赤ちゃんに何を話しかける?迷ったときの簡単なコツをご紹介!

息子が赤ちゃんの時、知り合いのママさんとこんな会話になりました。

ママ友
ママ友

お家で発達を促すために、何か実践してる?

私・ゆうママ
私・ゆうママ

私は「話しかけ」を頑張っているよ。そのせいで毎日声が枯れてるの。笑

ママ友
ママ友

え?声が枯れるほど話すことある?!
私は何を話しかけたらいいのかわからない・・・

確かにそう思いますよね。

実際、赤ちゃんは返事をしないので、最初は何を言えばいいのか戸惑うのは当然です。
そんなときに使える簡単なコツ5つをご紹介!

効果的な話しかけのコツ1 『すべての行動を伝える

日常の行動をすべて言葉にして赤ちゃんに伝える

赤ちゃんの育児は、毎日おむつを替えたり、ミルクをあげたり、お風呂に入れたり、
とっても忙しいですよね。
これらをすべて言葉にして教えてあげてみましょう。

例えばおむつを替える時
「たくさん出たねー」とか、「きれいになって気持ちいいね」などお母さんが見たこと、感じたことを言葉に出します。

赤ちゃんの生活は繰り返しが多いので、このような言葉を続けるうちに自然とコミュニケーションのリズムが生まれます。

行動する前にこれからすることを伝える

行動する前にこれからすることを、すべて言葉にして教えてあげましょう。

例えば、おむつ替えのときには

・「抱っこするよ」と言ってから抱っこ
・「ごろんするよ」と言ってから赤ちゃんを置く
・「オムツ開けるよ」と言って開ける
・「おしりふくよ」と言ってから拭く

こんな感じで行動前にこれからすることを伝えてあげるようにしていると無限に言葉は出てきます。

いわゆる、実況中継のような感じ。
はたから見れば壮大な独り言ですが、目の前の赤ちゃんはちゃんと聞いてくれています。

効果的な話しかけのコツ2 『ゆっくり・はっきり目を見て話す

ゆっくり、はっきり話す

話しかけるとき、意識的にゆっくり、はっきり話すことが大切だと考えました。
言葉は話せないけど、息子が聞きたくなるように意識。

話すときは、短い文章でも単語と単語の間に一呼吸おいて、一つ一つの言葉を独立させます。

例えば、
「おかお(1呼吸)あらうよ」
のように、言葉をゆっくりと区切って話します。
これにより、赤ちゃんは音を明確に聞き取りやすくなります。

目を見て、顔を見せながら話す

さらに、顔を見て話すことがポイント。

目を見ながら話し、口の動きも見せることで
「この言葉は自分に向けられている」と意識してもらうように。
これによって、言葉の意味を少しずつ理解し始めているように感じました。

効果的な話しかけのコツ3 『決まった単語を使う』

同じ言葉やフレーズを繰り返すことで発語を促進

話しかけの際にいつも違う言葉を使ったり、多くの単語を使わない。

ダウン症の子どもにとって、言葉を覚えることは健常児に比べて何倍も大変だと聞きます。
そのため、我が家では同じ単語やフレーズ「決まり文句」を繰り返し使うように意識しました。

絵本を読み終わった後は必ず
おしまい、またねー」と言う。

お風呂から上がるときは、パパが
「10まで数えてから、『もういいかい?もういいよ』」

毎日同じ言葉を繰り返すことで、2歳の頃にはお風呂から上がる際にパパと一緒に「10まで数える」ことができるように。
このように、同じ言葉やフレーズを繰り返すことが、発語に大きく役立つと実感しています。

少ない言葉で確実に意味を伝える

息子の発語が始まった頃に出てきた言葉は、やはり聞かせ続けてた言葉やフレーズ。

まだ意味を完全には理解していない段階でも、同じ言葉を繰り返し聞かせることの効果を感じました。単語数を絞り、同じフレーズを使うことは、非常に発語に効果的

不鮮明な言葉を100個知っているより
はっきりとした音と意味が分かる言葉を10個知っている方が赤ちゃんは言いたくなり発語が進みやすいと感じました。

話しかけの際に一貫性を持つことは、特に発語がゆっくりな子どもにとって非常に効果的。
言葉の統一があることで、言葉と行動の関連性が明確になり、子どもが言葉を覚えるだけでなく、自分で使う意欲も湧いてきます。

「言葉のシャワー」は質が重要

「言葉のシャワー」と聞きますが、ただ量が多いのはどうなんでしょう。

私たちが全く知らない国の言葉を学ぶ場合、早口で不鮮明な言葉がたくさん耳に入るよりも、はっきりとした言葉を繰り返し聞く方が覚えやすいと思いませんか?
子どもにとっても、明確で意味の分かる言葉が発語したい気持ちに繋がると考えます。

昔、「英語を話せるようになりたい」と思った時、この「言葉のシャワー」ということを言われました。
たくさん聞かなかればと思い、海外の映画を一生懸命見ましたが、

早い・・・難しい言葉だらけ・・・しかも、
不鮮明だし、たくさん見れば見るほど嫌になったのを覚えています。
そこで子供向けの番組を見ると、短くはっきりと、そして同じ単語を繰り返し使用。

「わかりやすいし、聞き取りやすい。さらにこれなら私も真似して話せそう」
きっと小さな子どもはこの時の私の感覚に近いのだと私は考えます。

効果的な話しかけのコツ4 『赤ちゃん言葉を使わない』

赤ちゃん言葉を使わないことの重要性

赤ちゃん言葉を使わないことは、簡単なようで意外と難しい。
赤ちゃんに話しかけると、自然に赤ちゃん言葉が出てきてしまうことがあります。

しかし、赤ちゃん言葉を使わないことには、意外なメリットが。

それは、子どもが大人の言葉をそのまま覚えやすくなるという点。
実際、我が家の息子は「にゃんにゃん」ではなく猫を名前で呼び、「もしもし」ではなく「けいたい」や「でんわ」を使い、赤ちゃん言葉はほとんど使いませんでした。

この習慣が功を奏し、後で言葉を修正する必要がなく、息子は最初から正しい言葉を覚えることができました。

特に息子のように発達がゆっくりな子は一つの言葉を覚えるだけでも大変。
せっかく覚えた言葉を修正するのは、遠回り。
単純でわかりやすい言葉を使うことで、発音が難しい単語や意味があいまいな表現を使うことなく、日常会話で使える単語をどんどん覚えていきました。

赤ちゃん言葉を使わないメリット

大人同士の会話を子どもはよく聞いています。
大人同士で赤ちゃん言葉を使っていないのであれば、息子はその言葉に必要性は感じていません。

3歳になるころには大人が使う言葉を使いたがるように。
周りの大人や子どもたちが使う言葉を自然と覚え、自分に必要な言葉を選んで発していることに気付きました。

赤ちゃん言葉を使わないことは、子どもが正しい言葉を早く覚えるためのサポートに。

話しかけのコツ5 家族で話しかけを統一することの効果

夫婦で話しかける言葉を自然と統一していたのは、息子の発語にとってとても良い影響があったと思います。

同じ場面で同じ単語を使うことで、息子が
「この状況ではこの言葉を使うんだ」
と覚えやすくなったようです。

また、私たちは夫婦で話し方の歩幅を合わせ、ゆっくり、はっきり話すことも協力して行いました。
家庭内で同じ言葉や表現を使うようにすることで、息子が言葉を理解するスピードも上がり、親としても無理なく日常の会話を進められました。

家族全体での協力が鍵

もし、家族と一緒に暮らしている場合は、おじいちゃんやおばあちゃんにも協力をお願いすると良いかもしれません。同じ家庭内の人が一貫した言葉や表現を使うことで、子どもはさらに言葉を覚えやすくなります。

「話しかけのコツ3」でもお話しましたが、特定の行動に「決まり文句」をつけることで、子どもがその言葉を自然と覚えるようになります。この「決まり文句」を使う人が増えれば増えるほど、聞く回数も理解するまでのスピードも向上。
日常の流れに合わせた言葉を繰り返し聞かせるのがポイント。

赤ちゃんの発達を促す「話しかけのコツ」まとめ

  1. 全ての行動を前もって伝える
  2. 単語と単語の間に一呼吸置くくらい
    ゆっくり・はっきり目を見て話す
  3. 「決まり文句」を作り、少ない単語を
    たくさん聞かせ
  4. 赤ちゃん言葉を使わない
  5. 夫婦、家族で協力して話しかける言葉を統一

話しかけの目的は「言葉の貯金」

話しかけをたくさんすれば発語が早くなるとは私は思っていません。
大切なのは、言葉を聞かせることで、子どもが言葉に興味を持つきっかけを作ること。

子どもが「話したい!」と思うタイミングが来たときに、頭の中に意味の分かる言葉の貯金がしっかりあると、スムーズに発語できてストレスが軽減されるのではないでしょうか。

発語前でも効果を実感

発語前の段階でも、同じ単語の繰り返しは大きな効果がありました。

たとえ自分で話せなくても、聞き取れることで指示が通りやすくなり、親としても育児がスムーズに。
「ごはん」「パンツかえるよ」「お片付け」など、日常でよく使う言葉を繰り返すことで、子どもが行動を理解しやすくなります。

子どもが自ら話さなくても、聞き取りは出来るので指示が通りやすく、親にとっても助かりました。

実践してみませんか?

発語を促す話しかけは特別な技術ではありません。
お子さんに合わせて、同じ単語やフレーズを日々の生活に取り入れるだけで始められます。
ぜひ一度試してみてください。きっと、育児が少し楽になるはずです。

子育て便利グッズが揃う【Hariti】

【初回は1食390円】冷凍幼児食mogumo

タイトルとURLをコピーしました